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四畳半神話大系ってどんなお話?

という方のために、ご紹介させて頂きたいと思います(。・x・)ゝ

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京都の大学に通う、誇り高き三回生の「私」。
薔薇色のキャンパスライフを夢見ながらも現実はほど遠く、
実り少ない二年間が過ぎようとしていた。
悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、
孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。
いっそのこと、ぴかぴかの一回生に戻って大学生活をやり直したい!
もし、あの運命の時計台前で、ほかの道を選んでいれば??
迷い込んだ不思議な並行世界で繰り広げられる、不毛と愚行の青春奇譚。
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原作の小説と、アニメとでは少し構成などが違うのですが
とても上手にアニメ化されていて、原作もアニメもどちらも面白い!
作画も独特で綺麗だし、声優陣の演技も素晴らしい。
あの小説をあんなに上手にアニメ化出来るなんて、

というのは友人の談で、実は私、原作読んでいないのです・・・
すすすすみません(><;;
原作版は購入済みでありますので、これから読みたいと思います!
かなり上手く再構成されているとの事で、どんな感じで違うのか気になります。
アニメの方は、私はBEST OF 2010です!


というわけで、
もうちょっと詳しい感想は友人に書いてもらいました。
先入観なしで見てみたいという方はここから下は読まずに、
もうちょっと詳しく知りたいなという方は、続きを読む をクリックして
見てみてくださいね!

  
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「もう一度青春時代をやり直してみたい?」
そう聞かれて「いやーそんなことないっすよ。十分楽しかったッス」
と答えるような人には正直オススメできませんw

主人公は冴えない大学生。
青春時代を無為に過ごしたことを激しく後悔することで時間を巻き戻すことができる。
だけど彼自身も巻き戻ってまったくの白紙状態からのやり直しになるので、
違う道に進んでも結局は前と同じような失敗をして振り出しに戻ってしまう。
同じ四畳半の部屋に暮らしながら、所属するサークルが毎回変わっていくようなストーリー。

そんな筋書きだけでも十分楽しいんだけど、
主人公の行動それぞれに「あるある!」と思わされるところが今作の魅力。
プライドが高すぎて行動に移せないのは臆病なのではなく慎重だからだと自己弁護したり
(本人いわく、石橋を叩いて壊す性格)、
期待されたことに舞い上がってから回りして大恥をかいたり、
自分が大事すぎて部屋に閉じこもって孤立したり、
それでもやっぱり人に受け入れてもらえると嬉しかったり。
あまり明るくない青春時代を送った人なら誰しも経験しているような、
今から思えば何をそんなに悩んでいたんだと笑い飛ばしてしまえるけれど、
当時は真剣に悩んでいた葛藤を、さらに大げさに主人公は悩み苦しんでくれる。
主人公の名は「私」としか言わないけど、
確かに彼は、視聴者である「私」のカリカチュアなのだ。
自分の青春時代の追体験として主人公の行動を追ってしまう。
だから笑って見ながら主人公のことを応援してしまう。
主人公と同じように一喜一憂してしまう。
こんな風に主人公と一体化して楽しめた作品は初めてかもしれない。

今でも「あの時なんでこんなことしちゃったんだろおぉぉ」と
もだえ苦しむ思い出が多い人におすすめしたくなる作品です。
「成就した恋ほど語るに値しないものはないのだ。」
の言葉に象徴されるモヤモヤ感を楽しみたい方は是非ご覧ください。